バレエの本場のフランスではバレリーナのイメージはこんなにも違う!好きなものを好きな時に食べたい!

プライベートの話しで。

 

フランスの某バレエ学校に留学した時すっごくショッキングなことがありました。

 

日本では見た目か細く、すぐに折れちゃいそうなか弱いバレリーナがすっごく日本人にはなじみが深いので、バレリーナになるにはそういう細いイメージを持っていました。

 

たぶん日本でバレエを習っている人やバレリーナの人たちもそのようなイメージをもっていることがほとんど。
だからダイエットをしてことがある人はほぼ100%。

 

でもフランスに留学して、世界のバレエの標準を肌で感じると、このか弱く細ければいいという日本のバレリーナに対するイメージが一種の「洗脳」と同じということに気が付きました。

 

フランスのバレエ学校ではまず「拒食症、過食症」と認定されたら病気が治るまで自宅待機または退学まで追い込まれます。
病気の人ができる職業ではないので。

 

学校の時間割によりますが、朝8時30からのコンセルヴァトワールで普通のバレエレッスンが1.5時間行われます。
その後30分の休憩が入るので、その間に体を休めたり、次のクラスに移動したり、更衣室で着替えたり。

 

↑ここで一番驚いたのは、この休憩時間で、おなか持ちのいい「ビスケット」を1、2枚ほど食べる生徒が多かったこと。
一般の人よりも毎日バレエのレッスンで体力を消耗するので、そのくらい食べても全く太らない。

 

むしろこういう休憩時間にたべていないと、次のクラスで100%実力を出すことはできない、そう考えられてます。

 

もちろんこのビスケットは普通のビスケットで、おなか持ちがいいように「自然の砂糖(日本だとさとうきびや沖縄の黒糖のような、何も合成物や化学物のはいっていない純粋なお砂糖)と大麦が原料」となる素朴なビスケットです。

 

この方法だと適度に糖分をとっているのでエネルギー=カロリー燃焼させやすい体質になるということがバレエ学校の栄養学の授業でもきちんと教わります。
こういうバレエのための栄養学の授業も留学すると受けることができるので、バレリーナの体型を保つためにも役立ちます。

 


こういう食事の方法を残念ながら日本では教えてくれる学校がありませんよね。

 

あるとすればバレエ学や体育学が専門の大学数か所のみ。
新国立のバレエ研修所でも栄養学は教えていますよ。

 

自分にあった食方法をみつけていくために自己流でいろいろなダイエットをトライしてみることも良いと思いますが、バレエに必用な正しいダイエット方法や栄養学があるのだから、その方法を学んで必要に応じてダイエットや食事方法を改良したほうが、バレリーナ体型になれることは間違いないって理解できます。


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